多賀城市で屋根調査 スレート屋根の点検と調査をしてきました
多賀城市のお客様から屋根調査のご依頼です。お客様宅は築35年のスレート屋根の建物になります。1度・塗装でのメンテナンスをしてから12年ほど経過したので再メンテナンスを検討されているとの事。屋根の状態次第で塗装か葺き替え・カバー工法のどれにすべきか判断したいので調査をお願いしたいとご連絡いただきました。また、雨樋も劣化具合によっては交換も検討されているとの事でしたので併せて見ていきたいと思います。
スレート屋根材の状態としては1度塗装されていることもあり比較的良好な状態です。塗装自体は剥がれや色落ちは発生していませんが、主に屋根北面に苔の発生や黒ずんだ部分が多く見られます。これは北面側は日当たりも良くありませんので起こりやすい現象で、比較的・多くの屋根に見られる現象です。塗装でのメンテナンスの際は最初に高圧洗浄をしますのでこの程度であれば落ちるかと思います。
屋根の谷部分も黒ずんでいますがスレート屋根材自体の割れや欠けは発生していませんでした。割れやすい部分になりますので良好かと思います。
谷板金の頂点と棟板金の接地する部分は防水処理されているコーキング材が剝がれかかっています。塗装の場合はこちらを補修し直してから塗装します。
こちらの屋根形状が寄棟になっており棟板金が写真の様に重なっています。この部分はコーキングも剥がれて隙間ができていましたので再び防水処理が必要となります。また、棟板金固定している釘も所々で抜けかかっていましたので、ビスなどによる再固定(増し締め)が必要です。
雪止め金具は塗装が所々で剥がれていました。ステンレス製ですのでサビの発生はしていませんが雪の重みで若干の折れが発生しています。これは雪の多い地域で起こりやすい現象で、雪止め金具が雪の重みで耐えられなくなり真ん中の部分が山なりに曲がってしまう現象です。現時点ではそれほどの悪影響は有りませんが、1度折れてしまった雪止め金具は直りませんので落雪防止装置の設置など対応を考えて提案してみたいと思います。
雨樋の勾配は歪みもない状態です。各ジョイント部分の接着が弱まっている印象が有りました。
雨樋内部には少量の土やゴミが溜まってはいましたが割れや金物外れ等は有りません。
雨樋は機能的にはまだ大きな問題は見当たりませんでしたがあと10年もつかというと微妙なところでした。今回、屋根工事で仮設足場を設けますので可能であれば一緒に雨樋も交換した方が良いかと思いますので提案していきたいと思います。万が一・今回交換せずに数年で雨樋が破損してしまうと再び同程度の仮設足場費が発生してしまいますので、一緒にできる工事はまとめた方が少しお得になります。
今回の調査で屋根の状態としては再塗装でも問題ないかと思います。あとはお客様の考え次第となりますが、10年もたせるのでいいのであれば塗装・15~20年ノーメンテナンスで考えたいなら葺き替えやカバー工法となってくるかと思います。雨樋に関しては僕の検証としては10年はもたないと判断しましたので架け替えをご提案の1案としてお話ししたいと思います。
この様な屋根の事でお困りのこと・ご相談などが有りましたら『街の屋根やさん仙台店』までお気軽にお問い合わせください。調査・お見積もりは無料となっております。
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