
2023.09.22
仙台市若林区で築25年のお宅からのご連絡で「棟板金が飛散した。」とご連絡を頂きました。調査をしたところ、棟板金を固定するための木下地材が雨風により腐食を起こしていました。木下地材は腐食でなくなっている所もあったので、これを機に棟板金を交換することになりました。棟板金工事について詳…

今回は、塩釜市松陽台にお住まいのお客様より「天井にシミが出てきた」とのご相談を受け、屋根の調査・補修工事を行いました。原因は、横葺き(よこぶき)板金屋根の棟部分の施工不良と経年劣化によるものでした。また、3月の強風で屋根が飛散していないか不安と調査のご要望を承り、工事の流れまで詳しくご紹介します。
棟板金の施工不良が漏水の原因に
屋根の一番高い部分に取り付けられる「棟板金(むねばんきん)」は、屋根材の継ぎ目を覆い、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を持っています。今回のお宅では、この棟板金の取り付けが不十分かつ内部の雨仕舞(板金納め)に問題があり、内部に水が入り込む隙間ができていました。
さらに、内部の木下地(棟板金を固定するための木材)にも湿気がまわり、腐食が進んでいたため、強風や大雨で簡単に水が浸入してしまう状態となっていました。
板金屋根に錆が発生|経年劣化のサイン
調査を進めると、棟板金だけでなく、屋根全体にも劣化が見られました。特に板金屋根の表面には、赤茶色の錆(さび)が点在しており、これは塗膜が剥がれ、金属がむき出しになっているサインです。
板金屋根は定期的に塗装を行うことで耐久性を保てますが、長年メンテナンスされていない場合、雨水や紫外線の影響で錆びやすくなります。放置すると穴が空いたり、屋根材が破損する恐れもあるため、早めの対応が必要です。
棟板金と木下地を新しく交換
まずは既存の棟板金と腐食した木下地をすべて撤去し、新しい木材を使って下地を組み直しました。その後、新しい棟板金をしっかりと固定し、雨水が侵入しないように丁寧に施工を行いました。
棟板金の取り付けには、屋根の形状や風の影響を考慮しながら、適切なビス(ネジ)を使い、浮きやズレが生じないよう細心の注意を払っています。これにより、今後同様のトラブルが再発するリスクを大幅に減らすことができます。
今回の補修工事の仕上げとして、屋根全体の塗装工事も近日中に予定しています。塗装によって屋根の防水性を高め、錆の再発を防ぐことが可能になります。
※棟板金材は裏面を使用してます。屋根の塗装工事とセットになってますので新しい塗料が乗りやすいようにこのような仕様にしてます。
塗装は単なる「見た目の改善」ではなく、屋根を長持ちさせるための大切なメンテナンスです。塗膜がしっかりと機能していることで、雨・風・紫外線から住まいを守り、屋根材の寿命を延ばすことができます。
屋根の不具合は、見た目だけではなかなか気づきにくく、気づいたときには雨漏りなど深刻な状況になっていることもあります。特に棟板金まわりは風の影響を受けやすく、劣化も進行しやすい部分です。
仙台市・塩釜市エリアで屋根の不安がある方は、ぜひ街の屋根やさん仙台店へご相談ください。現地調査、御見積無料で行っております。
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