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現場ブログ
仙台市泉区で地震被害相談瓦屋根調査を無料で診断してきました

仙台市泉区のお客様です。地震被害相談を受け、屋根の現調にお伺いしました。お客様宅は築年数が約40年の・瓦屋根のお宅様です。2011年の東日本大震災の時、同じように瓦が崩れたそうなのですが屋根業者が忙しく対応してもらえなかったそうです。応急処置はされていた様でとりあえずの雨漏りの心配は無い状態でした。しかし、先日の大きな地震の際に棟瓦の一部がズレてしまったようで、雨漏りが発生していないか・隣家に落ちる可能性が無いかを知らべて欲しいとご連絡を頂き調査にお伺いしたという経緯です。

さっそく屋根の状態を見ていきましょう。

地震被害の確認ドローンで全体を確認していきます。

真上から見てみます。写真左・棟瓦の一部がズレているのが見えます。屋根上に瓦材が散らばって見えていますが、これは今回の地震の影響ではなく・東日本大震災時にズレた棟瓦の部材を当時の屋根業者が落ちないように並べて置いて行ったものになります。

棟瓦の部材が置いては有るものの、平瓦部分のズレや割れなどの大きな被害は見られません。

棟瓦部分を正面から見てみます。棟瓦の通りが波打つように曲がっているのが見て取れます。

地震被害の確認屋根に上がります。

2階の大屋根部です。先ほどのドローンから撮影した箇所になります。棟瓦の一部が崩れ、防水紙が見えている状態でした。近くの瓦材を外して下地の状態を確認したところまだ下地までの浸水は無い状態です。1.8メートルほどの場所で崩れてましたがその他の場所は崩れまでは起きていませんでした。応急処置で瓦材を並べ直し、とりあえずの雨漏りは心配ないかと思います。

1階下屋根部分は2階屋根と同様に棟瓦がズレ、崩れてしまう寸前の状態でした。かろうじて結束している銅線で支えられている状態です。また、別箇所では瓦材が2枚ほど割れていました。予備の瓦材をお客様が保管していましたので交換と一部雨漏り養生のみ行いました。

地震被害の確認を終えて。

被害の状況を写真を見ながらお客様へご説明しました。とりあえずの応急処置はしたのですぐに雨漏りが発生する可能性は低いのですが、再び大きな地震が有れば結束している銅線が切れ、落下してくる可能性が高いことなどをお伝えしました。最低限、雨漏りがしない・落下の恐れが無い状態にのみ補修をしてもらいたいとご相談を受けましたので、可能な施工法でコストを重視した提案を考えて、後日・調査報告書と共にお見積もりをお持ちするお約束をしお客様宅を後にしました。